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もちろん自民党総裁選      東京カラス


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■14日、日本記者クラブでの安倍・石破両氏の討論会。
安倍首相は、自衛隊についてジュネーブ条約を締結しており、国際法上は軍隊とみなされるという政府解釈を述べた。

石破氏は自衛隊は国内的には違うと発言した。
仮に石破氏が首相になれば「自衛隊は軍隊ではない」と国内向けであれ公言する可能性がある。
これは大変なことだ。

「自衛隊は軍隊でない」と日本国のトップが明言すれば、自衛隊員が海外で捕らわれた場合、軍人ではないので捕虜としてではなく、テロリストやスパイとして扱わ
れる。
結果はジュネーブ条約による保護も受けられず、拷問や処刑など何をされても仕方ない、ということになる。

自衛隊は軍隊ではないと言うのは自由だが、首相を狙う人物が公的場所で公言するとは、あまりに軽率すぎる。
やる気もする気もない改憲をネタにするから、こういう事になる。

 本筋とは離れるが、
自衛隊は国内的にも国際的にも日本国の堂々たる「軍隊」である。

自衛隊員の命と身体の安全は日本国憲法に優先する。
彼ら彼女たちの命に比べれば、九条なんぞ紙くず以下、「屁」である。

それとも護憲派は自衛隊員の命より九条が優先するのか?
それではまるで悪魔、鬼であり、畜生以下ではないか。
「護憲・平和」が聞いてあきれる。

昔の自民党政権は多かれ少なかれ政策には常に利権がついて回った。

安倍首相が掲げる「拉致の解決」と「改憲」、「慰安婦問題の終息」は命を削るような激務だが、利権はどこにも無い。
そもそも利権の生まれようが無い。

安倍首相の拉致と改憲、慰安婦問題への行動は、誤解を恐れず書けば、「無償の行為」だ。
首相だから当然だと言えど、過去の自民党政権も非自民政権も、民主党政権も、歴代首相もみな何もしてこなかった。
恥ずべきことではないか。

安倍晋三総裁・首相の継続を期待している。

■10日、自民党本部において総裁選の所見発表演説会が開催された。
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安倍晋三首相は最後の総裁選と訴え、様々な批判を真摯に受け止めながら、改めるべきは改め、謙虚に丁寧に政権運営をしていきたいと述べ、気候変動に伴う防災・減災・国土強靭化の対策を3年間で実現すると述べた。
また北朝鮮の金正恩労働党委員長と向き合い、拉致問題を解決すると表明、憲法に自衛隊を明記するのが使命とも強調した。

一方の石破茂元幹事長は経済再生の核は地方だとして一人ひとりの可処分所得向上を目指すと述べた。
アベノミクスでは企業収益が改善したが、労働分配率や可処分所得の低下が一番問題と指摘。
アンダークラスと呼ばれる非正規・低賃金の人々にも光を当てると述べた。
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・ 安倍首相の唱える国土強靭化は財源さえあればなんとかなるが、拉致には北朝鮮という厄介な相手がおり、憲法には共産党や立憲民主党、社民党という常識の通じぬ相手がいて、こちらも厄介なことこの上ない。

安倍首相には、慎重に果敢に成し遂げてほしいと願うばかりだ。

・ 一方の石破氏は外交は素人、経済は他人まかせなので、やはり地方創生が軸になっている。
首相になって地方の声を聴く前に、とりあえず自分を総裁にしてね、ということか。

だが、その地方とはどこをいうのか、それがイマイチ分からない。
何よりも地方は中央(国)と一体不可分であり、車の両輪だ。
どちらが欠けても国も地方も成り立たない。
国あっての地方、地方あっての国だ。

石破氏が票欲しさで入れ込む地方創生も、元々は第二次安倍政権が掲げた旗であり、石破氏はそれを利用できると踏んでパクっただけだ。
元々は他人様の案であり、石破氏本人の知恵も思想もないので地方創生が看板だけで具体策が無いのも当然だ。

◆アベノミクスで儲けたのは大企業だけ、と石破氏も反アベノミクス派もよく言う。

聞き飽きたが、この言葉には意図的に隠されているモノがある。
それは大企業の傘下にある膨大な数の(中央・地方の)中小零細企業や、大企業の周辺にいる大手スーパーや一般の商店、小企業のことである。

全国みなそうだが、彼らは大企業によって生きている。
学校も病院もそうだが、特に自治体は大企業が儲かれば即税収に結果が表れる。
それは市町村民の健康で平和な生活を守ってくれることでもある。

だが石破氏も反安倍政権派も反アベノミクス派も、これは知らぬ顔でアベノミクスへの大批判を繰り返す。
これこそアベノミクスを通して安倍政権を倒すための「ウソ」そのものである。

 今さらのように、地方創生、地方創生と言う石破茂氏は、11期連続当選の大ベテランだ。
ならば今まで一体何をしていたのか、と問いたい。
30年あまりも地方(鳥取県)選出の国会議員でありながら、今さらのように地方創生か、それも安倍政権の政策をパクッてだ。

・石破氏の所見には、一人ひとりの可処分所得の向上を目指すとある。
だがどうやってそれを実現するのか、具体策が見えない。

可処分所得の向上とは、すなわち雇用確保と賃金アップだろうと思えるが、雇用先は簡単にはできない。
賃金アップも個々の企業の経営次第、経営者の決断と環境次第だ。
なので、どうやって可処分所得の向上ができるのか、不審だらけだ。

 そもそも可処分所得向上がそれほど簡単にできるなら、歴代首相はとっくにみなやっているし、安倍晋三首相もとっくにやっている。
それができないから、みな苦労し、悩んできているのではないか。

「いやボクならできる」と言うなら、その裏付けを見せるべきだ。
「いや首相になったら言う」は通用しない。

 石破氏は、地方創生相のときは地図をつまむようにして、都合の良いところばかり行って地元の話しを聞き、お茶を呑んでいればよかった。
だが、首相になれば、そうはいかない。

全国が地方であり、上がってくる地方の声は星の数ほどある。
会議の一つや二つ増やしても何の役にも立たない。
それに地方の問題のすべては財源次第だ。
莫大な財源が必要だ。

いずれくる大震災・大災害対策にも莫大なカネがかかる。
これは地方創生よりも優先せねばならないが、ならなおさら地方創生のための財源は無くなっていく。

共産党や護憲派の言うように防衛費を削減しても、効果はその年度だけだ。
第一そんなことしたら全国に散らばる防衛関連産業は衰退し、当然解雇が激増し、失業者があふれるだけだ。

 地方創生とは、すなわち「まずは財源があるか」ということだ。
だがその丁寧で現実的な策は石破氏には無い。

結局、石破氏の地方創生は看板だけ、言うだけだ。
他人のつくった策をパクって自分の手柄のような顔をして安心しているから、こういうザマになる。

地方創生自体はすべての国民が同感だろう。
だが、看板だけでその裏付けは何も無いのでは、これこそ政治不信の元凶だ。
地方創生の財源と具体策を提示せよ、それが多くの国民が石破氏に望むところではないのか。

・ 石破氏の所見で次に奇妙なのが「非正規・低賃金の人々にも光を当てる」だ。
こうなると、もはやファンタジーの世界だ。

もう一度上記と同じことを書く。
アンタ石破さんよ、議員になって30年以上だろうが、今まで何してた?と問いたい。
11期も衆院選で連続当選しておいて、今から底辺に光を当てるのか。

それも総裁・首相になってからの話しであり、総裁選で落ちたら底辺の人々への光も当てる気は無いのだろう。
そうでないなら、すでに一部でも手をつけているはずだ。

「光を当てる」と言われれば、国民はなんとなくその気にさせられるが、冷静に考えれば何がどうなるのか、さっぱり分からない。

口先達者な奴の言葉は睡眠薬と同じだ。
知らずのうちに気分よく寝入ってしまう。
目覚めて、母印を押されていたことに気づいても手遅れだ。

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◆複雑で困難な外交問題となる拉致をはじめ、憲法改正、経済成長、日米安保、多国間外交、朝日新聞と中韓による慰安婦問題の拡散と日本たたき、どれも首相になれば先頭に立たねばならない重大事だ。

だが石破氏には、国家的な問題は無理に思える。
所見発表でも国家経済、為替対策、製造業の国外移転への対処、安全保障と日米同盟、多国間の首脳外交などは、ほとんどスルーだ。

それどころか外遊に忙しい安倍晋三首相を批判する始末だ。
地方重視は国政軽視・外交無視の理由にはならない。

石破氏は慶大時代に全日本学生法律討論会で第一位になっている。
石破氏の脳内を支配しているのは、この頃の「勝ったぞ体験」ではないのかと想像できる。

世の中は口先達者なら泳いでいくにはさほどの事もなし、と思いあがっている気配を感じる。
おそらく、そうだろう。

石破氏の脳内にあるのは「口先達者なら、政治で生きていける」だと思う。
何よりも政治家の家系だから下地はできている。
かくして登場してきた石破茂。

だが、世にはこういう言葉がある。
石破氏に贈りたい。
「巧言令色鮮し仁」(こうげんれいしょく、すくなしじん)
石破氏はとっくに承知だろうが、この言葉は石破氏のためにあるようなものだ。
自分に中身が無いから言葉で誤魔化すわけだ。
勝手傍若無人な憶測だが、まんざら外れでもないだろう。

それに石破氏には、小事にばかりこだわり、大事を避けたがる悪癖があるようだ。
胆力も思想も無いせいだろう。
舌先三寸、口先達者で生きてきたツケが回っているのだと思える。

石破氏の過去をさらっと読んだだけで、彼の過去は裏切りと面従腹背の連続だ。
党内野党以前に明らかに心の中に「二面性」を持っているとしか思えない。

石破氏は以前は自民党の派閥を批判しながら、今では自分を支える唯一の集団が石破派という自作の派閥だ。
自分の言葉にも信念が無いから、派閥を簡単につくって自分の言葉さえも否定する。

「口先三寸の小物議員が総裁・首相に」とは、自民党もなめられたものである。
石破氏に個人的遺恨なんぞ無いが、石破氏の「あの口」に一票入れるくらいなら、腹切って死んだほうがマシだ。

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■まだ続く、石破氏こきおろし。
11日、自民党所属の岡田裕二神戸市議が安倍首相陣営からの働きかけに反発して石破氏支持に切り替えたことを自身のフェイスブックで明かしたと同日、朝日新聞デジタルが「(安倍首相派の)露骨な恫喝」と題して載せていた。

朝日新聞は天敵である安倍首相を追い落とせれば万々歳、安倍の次は誰でも良いし、石破でも石ころでも何でもよい。
とにかく、安倍さえ落とせば次は何とでもなる。
ましてや石破なら「好きなように転がせる」ということだ。

この新聞には、すでに大手新聞社としての自覚も矜持も無い。
あるのは、左翼むき出しの「保守への政治的怨恨」と「反日」、「岸信介、佐藤栄作につながる憎き安倍晋三殺し」だけである。

 また、上記の岡田市議はこうも述べている。
「昔の自民党はこんなに締め付けなかった」

そりゃそうだろうが、今回の総裁選はいつもと事情が違う。
安倍晋三と石破茂の闘いではない。
自民党安倍晋三と、五野党一会派と新聞三悪の代理人である石破茂氏の”果し合い”だ。
もはや一騎打ちではなく、果し合いである。

何よりも五野党やそのシンパ、多くのメディアがモリカケよろしく安倍晋三批判に余念がなく、間接的に石破氏を推している。

元民進党議員、現在無所属の会の玄葉光一郎氏の秘書が自民党議員に安倍晋三首相支持から手切れするように電話攻勢をかけていたことがバレた。
玄葉がバカなら、秘書もバカだが、石破氏も同じだ。

石破氏の応援団はほとんどが野党であり、投票権が無いにもかかわらずやっているのだから、もはや喜劇である。

自民党の締め付けが強いのは当然だ。
なにせ石破氏はすでに野党議員なのだから。

 それにしても石破茂氏の脇の甘さよ、軽薄さよ、である。
「モリカケ」ではチンピラスピーカーとして安倍首相を激しく攻撃してきた菅野完という人物がいるが、石破氏と対談して安倍首相批判を繰り広げた。

だがその菅野氏はアメリカでの日本女性への傷害罪で逮捕状が出されており、今も逃亡中の身だ。

悪名高いこの人物の現況を石破氏が知らぬはずもなく、
すでに相手構わずの手段に出ている石破氏。
焦れば何にでも手を出す石破氏の行動には大きな危惧を感じる。

 また石破氏はこんなことも言っている。
「激しい批判をする野党の後ろにも国民はいる」
なるほど「お説ごもっとも」は、いつものことだ。
だからどうしろ、どうしたいと言うのだろうか。

野党の後ろにいる国民の意に従うのか、それじゃ与党の後ろにいる国民はどうでもいいのか、ということになる。
この御仁はいつもこれだ。
言うことは一見すると筋が通っているが、もう一歩踏み込むとメッキがすぐにはげる。

野党の後ろにいる国民に話しかけるのは結構だが、永遠に話し続けるわけにもいくまい。
ならばいつ話しを打ち切って法案なり政策なりを進めるのか。
大事なのは、そこだろう。

言っていることは間違いないが、じゃどうすんの?と次の一歩を聞くと何も無い、まったく無いのである。

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石破氏は改憲は優先順位が低いとし、国防軍の設置も唱えているが、これも唱えているだけである。
九条の第二項削除と国防軍創設を言うが、ともに国会で審議に持ち込むまでだけで、とてつもない時間と手間と金がかかる。
それは石破氏自身も承知だ。

つまり、言うだけだ。
やる気は”まったくない”。
やる気の無い政策をたんに保守派の歓心をひくために利用している。
保守派の鼻先に掲げるだけの提灯公約である。

何をしても言っても「ウソっぽい」男であり、彼の笑顔も練習の積み重ねによる「作り笑い」と思っているのは私だけか。
信じるには足らない人物である。

選挙は水もの、20日は最後まで気が抜けないが、安倍晋三首相の圧勝を期待したい。


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by tonkinkarasu | 2018-09-15 17:36

米中露台韓朝、いずれも明日は定かならず、定かなのはおそらく日本だけ、世界の信用もそこにあり。 一強多弱の国会は野党がダメなだけ。反省せよ野党! と言っても無理か。


by tonkinkarasu